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耳鼻咽喉科の病気: めまい、難聴、アレルギー
 
   めまい
耳からくるめまい(1):  
メニエール病:ある日突然にめまい、耳鳴、難聴、吐き気に襲われ、立っていられなくなります。しかし、死ぬような病気ではなく、安静にし、部屋を暗くして、音を避けるようにしましょう。少し落ち着いたら耳鼻科の医師を訪ねるか、ひどい場合は往診してもらいましょう。平衡機能検査、聴力検査、レントゲンにより診断を確定することができます。一般に、ストレス、疲労、季節の変動などが影響します。
耳からくるめまい(2):  
 
突発性難聴:ある日突然に片方の難聴、耳鳴を感じ、重い場合はめまいがあります。メニエール病より難聴がひどく、1月以内に治療を開始しないと難聴が回復しません。ウイルスや内耳の循環障害が原因といわれています。出来るだけ早く耳鼻科医を訪ねて治療を受けることです。 
耳からくるめまい(3):   
良性発作性頭位性めまい:頭の位置を変えることにより、めまい、吐き気をもよほす病気です。難聴や耳鳴がないことが、メニエール病や突発性難聴とは異なります。過去に、中耳炎や頭部外傷の経験がある方にみられます。特殊な姿勢制御により直すこともできます。めまいの専門医に診てもらいましょう。
首からくるめまい      
交通事故による鞭打ちや頚椎の異常によりめまい、頭痛、吐き気などを訴えるようになります。牽引療法などが有効です。
頭からくるめまい      
血管障害からくるものは、めまいと共に頭痛、吐き気を感じます。その他中毒、外傷、先天性のものがあります。
   難聴
補聴器:          
人間は40歳を過ぎると、生理的に聴力がおちてきます。平均的に40デシベル以上おちると、補聴器が必要になります。大抵は、老人の日に家族からプレゼントされても、耳によく合わないからと放置されている方が多いようです。眼鏡をつくるときに度を測るように、補聴器を購入するときは聴力を測り、その人の耳に最も適した補聴器を選ばなければなりません。そのためにも、耳鼻科で聴力を測り、信頼のできる補聴器店を推薦してもらうことです。
子供の難聴:        
子供の難聴は、先天的原因によるものと、後天的原因によるものとがあります。先天的なものについては、新生児検診が実施されていますが、乳幼児でも難聴が疑われたら耳鼻科医に相談して下さい。耳音響放射検査などにより診断することができます。特に最近多いのは、滲出性中耳炎といわれて中耳に水がたまる病気です。急性中耳炎やアデノイドが原因していることも多く、耳鼻科医で正しい治療を受ける必要があります。放っておけば難聴になりますし、乳幼児では言葉の獲得に支障をきたすことになります。
   アレルギー
アレルギー性鼻炎:    
今や、スギ花粉症が国民病のようにいわれていますが、アレルギー性鼻炎先天的原因によるものと、後天的原因の7割はハウスダスト(ほこり)です。その中にはダニも含まれています。3割が花粉症といわれ、2〜3月がスギ、4月がヒノキ、6月がカモガヤ、7〜9月はブタクサが症状を起こします。水溶性鼻汁、くしゃみ、鼻ずまり、目のかゆみが主症状で、勉学や勤務にも差し支えます。抗アレルギー薬が沢山出ておりますので、自分の症状に何が効くか、耳鼻科医に相談して下さい。花粉症のように季節性のものは別として、ハウスダストのように通年性のものは、減感作療法がよいでしょう。
竹腰昌明 医学博士